危険木になった寺院のイチョウ古木・・・保存と保護

樹種名 イチョウ
作業種別: 危険木処置(切除および倒木予防処置)、樹勢回復処置

推定樹齢700年以上の古木でシンボル的な存在です。
親木の衰弱に伴い、周りの「ひこばえ」数本が大きく成長し、既に「代替わり」をしています。親木自体は枯れ下がりが激しく、幹は完全な空洞で、わずかな樹皮が生き残っている程度。
倒木の危険があり、当面の安全が図れる程度に親木の樹高を落として支柱で補強を行いました。 また併せて土壌改良により樹勢回復処置を施しました。

親木の腐朽が進んだイチョウ。
重機による切除作業風景。
支柱の設置
寺院に建立されたイチョウ撤去の記念碑
わずかに残っている樹皮、および空洞内の不定根(すでに枯死)

(樹木医、樹木診断・治療、大阪)

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